設計者の想いの日々(ブログ)
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永井昭夫
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設計者の想いの日々(ブログ)

茨城県南の町並み・建築・施設探訪・自然・文化

宮本家住宅

宮本家住宅は、昭和30年代まで醤油の醸造・販売を行ってきた、つくば市北条の商店街にある登録文化財です。

店蔵・江戸末期1847年建築。

店蔵には元禄時代の銭函や、天明期の引き出し、弘化2年製作の証文箱、有明行灯などの江戸時代の商売道具や生活用品から、明治時代の郵便局の看板、大正時代のキャッシュレジスター、蓄音機などが展示されています。

江戸後期建築の米蔵。

現在、音楽ホールとしても使用されています。地元の有志と筑波大学の協力により、「宮清大蔵」と名付けられたとして音楽ホールは、地域における芸術文化の交流拠点として活用されています。
重い米を扱う蔵であったため、壁の破壊防止のため、縦桟の木で細かく補強されており、それが特に音響に効を奏したのではないかと推測されます。厚い土壁が吸音の働きをしながら低音をよく響かせ、木の柱や梁などが高音を引き立たせていると感じます。

ウィーンフィルのメンバーによる演奏会
カテゴリ:茨城県南の町並み・建築・施設探訪・自然・文化 2013年9月8日(日)

シャトーカミヤ


シャトーカミヤは茨城県牛久市にあるワインを醸造する施設で、創設者の神谷伝兵衛が、日本国内産の葡萄によるワイン醸造を国内事業化することを考え、1903年に完成しました。壁はレンガ造で出来ており、屋根の小屋組は木造の合掌造りです。2008年に国の重要文化財に指定されています。
1922年の関東大震災の古傷、2011・3・11以降も度重なる余震による被害により、現在修復工事中です。完成は2016年頃の予定。原則は非公開ですが、建築会の主催により見学会が行われました。

シャトーカミヤが公開している工事状況の写真

(見学中の写真撮影は自由でしたが、私的利用に限るということで、ここでは公開することができません)

震災前の本館


現在、シャトーカミヤでは地ビール「牛久ブルワリー」を生産していて、敷地内のレストランで飲むことが出来ます。とても美味しいですよ。
カテゴリ:茨城県南の町並み・建築・施設探訪・自然・文化 2013年9月1日(日)

霞ヶ浦と桜川を眺む

霞ヶ浦と桜川を、土浦駅前の高層マンションから眺めた風景です。
土浦駅周辺にも、意外と緑が多く残されています。
霞ヶ浦のほとりの霞ヶ浦総合公園のオランダ型風車に風情がありますね。

毎年10月に行われる土浦全国花火競技大会をゆっくりと鑑賞できる環境です。
カテゴリ:茨城県南の町並み・建築・施設探訪・自然・文化 2013年8月29日(木)

府中誉

府中誉(ふちゅうほまれ)は、石岡市の中心市街地に位置する1854年創業の造り酒屋さんです。特に代表銘柄である「渡舟(わたりぶね)」は、酒造りに最適な超軟質米である幻の酒米「渡船」を全国で唯一、筑波山麓の谷津田で栽培し、原料米としています。酒米「渡船」で醸した「大吟醸渡舟」は、全国新酒鑑評会にて、金賞として選ばれています。
敷地内の主屋・長屋門・文庫蔵・穀蔵・仕込蔵・釜場・舂屋(つきや)の計7棟が国の登録文化財となっています。

明治2年建築の主屋(写真左)は、1階2階とも街路に面した北面廻りを土壁で塗り込めて防火的な造りとしています。
明治27年建築の文庫蔵(写真右)は、黒漆喰塗3階建ての土蔵造りとなっています。


主屋の内観
写真中央の欅(けやき)の柱は約一尺(30cm)角、2Fまでの通し柱になっています。梁は地松、その成(H寸法)は大きいもので60cmにも及びます。


穀蔵
昭和4年の建築で、外部は人造石洗い出し仕上げで石目地を切っています。この仕上の技法についてはその継承が危ぶまれています。


仕込蔵
明治初期の建築です。文字とおりお酒を仕込む所です。容量が3000リットル以上のタンクに、酒母、麹、仕込み水、蒸米が入ります。隣室に麹室があります。麹菌によって、お米のデンプンが糖に変わります。
カテゴリ:茨城県南の町並み・建築・施設探訪・自然・文化 2013年8月8日(木)

霞ヶ浦を眺める

かすみがうら市歩崎にある郷土資料館4Fから眺める「霞ヶ浦」です。







霞ヶ浦は、日本で二番目の大きさの湖ですが、水質が悪く、お世辞にもイメージが良いとは言えない湖として知られていますが、創意工夫次第では、茨城県内での有数の名所・観光資源となり得る場所だと思います。そのためには、茨城県民が「霞ヶ浦」に愛着を持つことが大事ですね。
霞ヶ浦は昭和40年代までは、海水浴場として利用されていた事実は、あまり知られていないようです。
カテゴリ:茨城県南の町並み・建築・施設探訪・自然・文化 2013年2月22日(金)
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