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設計者の想いの日々(ブログ)旧矢中龍次郎邸
つくば市北条にある国の登録有形文化財に登録されている「旧矢中龍次郎邸」です。
地元(つくば市北条)では、「矢中御殿」とも呼ばれています。 セメント防水剤 「マノール」の発明者である矢中龍次郎氏により、昭和13年~28年にかけて、建築された木造の近代和風住宅です。 矢中龍次郎氏が亡くなってから40年間、空き家となり、荒れ放題だった矢中邸ですが、つくば市北条でまちづくりに参加していた筑波大生が中心となって2010年に設立されたNPO 法人“矢中の杜”の守り人が、現在、維持管理を行っています。 つくば市北条は今年5月竜巻に見舞われましたが、幸い、「旧矢中邸」は軽微な被害で済みました。 約770坪の広大な敷地に本館(居住棟)、別館(迎賓棟)などの建物が現存し、その周囲に庭園が広がっています。 愛媛県の伊予の青石、佐渡の赤石、鉄さび色の風合の京都の鞍馬石など全国の名石が集められた贅を凝らした庭園です。 極めて希少価値のある「モミジ」の床柱を使用した床の間です。その木目の美しさは、目を瞠るものがあります。 昭和初期の質感を感じさせる和洋折衷の空間です。「皇族が休息できる迎賓空間」を造ることが矢中氏のコンセプトにあったようです。 「過去のものといえども、真に価値あるものは、常に新しさを含んでいる。」 柳宗悦
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