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設計者の想いの日々(ブログ)2012年12月1日(土)奥久慈漆
先日、「山方漆ソサエティ」様に、吉野松の「奥久慈漆」の拭き漆仕上げを二枚お願いしました。
茨城県の奥久慈地域は、日本で第二位の「漆」の生産量を誇ってきましたが、現在は安価な中国産に押されて、高品質の「奥久慈漆」も振るわない状況に陥っています。国産漆の使用量は、現在、全体のたった2%に過ぎません。ほとんどが低品質で、劣化の激しい中国産で占められています。 地場産業の復興のためにも、建築士として、これからも最善を尽くしていく所存です。 拭き漆仕上げとは、木目を活かした漆の塗り方で、漆を5回前後、摺り込むことによって、深い艶を帯びてきます。 「奥久慈漆」塗の吉野松に、笠間焼の洗面ボウルを載せる予定です。 来年2~3月には出来上がりますので、この場で公開したいと思います。 「山方漆ソサエティ」 http://www10.plala.or.jp/k-mutou/yus.html 以下、「山方漆ソサエティ」様のHPからの引用です。 「japan」の英訳(漆、漆器)をご存知ですか?磁器を「china」というように、国名と重なるのは希であり、その歴史的背景、重要性は多くの言葉を要しません。しかし時代は、合成漆、科学塗料を生み これらが今生活の隅々で主役演じています。かつて、茨城県北部久慈川上流域(奥久慈地方)は、漆の特産地として名声を博していました。しかし、安価な輸入品により現在その生産は往時の活況とは程遠く、さらに漆掻き師の継続者は皆無と言っても良い状況なのです。この様な中、茨城県山方町のグループが、2001年に会員自らが、漆掻き、生地作り、塗り、そして創作品の開発を目指して立上げたのが、YUS山方漆ソサエティで、東京の漆工芸荻房の指導を受けながら活動しています。
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