設計者の想いの日々(ブログ)
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永井昭夫
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霞ヶ浦と桜川を眺む

霞ヶ浦と桜川を、土浦駅前の高層マンションから眺めた風景です。
土浦駅周辺にも、意外と緑が多く残されています。
霞ヶ浦のほとりの霞ヶ浦総合公園のオランダ型風車に風情がありますね。

毎年10月に行われる土浦全国花火競技大会をゆっくりと鑑賞できる環境です。
カテゴリ:茨城県南の町並み・建築・施設探訪・自然・文化 2013年8月29日(木)

下鴨神社・糺の森・賀茂川

下鴨神社
京都の社寺では最も古い部類に入り、その創建は諸説あるが、1500年以上前まで遡る。世界文化遺産。






糺(ただす)の森
下鴨神社の参道沿いに広がる国の史跡にも指定されている、12万4000㎡に渡る原生樹林。「源氏物語」や「枕草子」にも登場する。


賀茂川
下鴨神社は、賀茂川と高野川と合流地点付近に位置し、その地点より下流を鴨川と一般に称する。
カテゴリ:京都の町並み・建築探訪 2013年8月16日(金)

水戸市役所・臨時庁舎

水戸市民会館東側にある水戸市役所臨時庁舎
プレハブの建物をピンコロの上に置き、さらにレベル調整のため、ベニヤをかましている状態。

明らかな違法建築ではありますが、それよりまず、法律云々以前に、不特定多数の人間が出入りするような建物に、このような施工はまずいだろうというレベル、俗に言う、手抜き工事です。
比較論ですが、こういう建物で業務を行うくらいなら、使用禁止となった本庁舎の避難上容易な1Fのほうが、はるかに安全だと思うのは私だけでしょうか。

災害があった場合における公益上必要な応急仮設建築物といえども、基礎に関する規定(建築基準法施行令38条)の緩和は全くありません。(建築基準法第85条・建築基準法施行令第147条)
従って、通常の建築物のように、基礎の立ち上がり30cm以上とするか、あるいは構造計算によって安全かどうか確認しなければなりません。(平12年建設省告示第1347号)
しかし、水戸市民会館東側にある臨時庁舎の建物に、「基礎」は存在しません。単にプレハブの建物を地面に水平に置いた過ぎません。

ちなみに、特定行政庁・建築指導課は、「選挙事務所のプレハブ小屋やキャンプ用途以外の居住用のトレーラーハウスも建築物となり、建築確認申請が必要である、従って基礎も必要である」などと、私たち建築士に対して、事細かに指導してきます。しかし、水戸市民会館東側にあるこの臨時庁舎に建築指導課が配置されているのは皮肉です。

また、水戸市民会館東側以外にある本庁舎周辺のプレハブ臨時庁舎は、あくまで外見上は、基礎に関する規定(建築基準法施行令38条)を満たしています。

但し、その基礎が市役所本庁舎のボーリングデータ(地質のデータ)に基づいて設計されているかどうかまではわかりません
水戸市役所周辺は、千波湖の埋立地で、軟弱地盤ですので、プレハブで軽い建物とはいえ、地盤改良や杭基礎が必要になる可能性が大きいように思うのですが…。

いずれにしても、これでまた大きい地震が来て、臨時庁舎が大きな被害を受けたとなれば、現在の建築基準法では、決して想定外なことでなく、人災扱いとなりうることを、私はここで申し上げておきたいのです。
水戸市役所の新庁舎の完成まで、あと5年かかります。それまで、特に「基礎」が存在しない違法建築である、水戸市民会館東側の臨時庁舎を放置しておいてよい筈がありません。
カテゴリ:茨城県央の町並み・建築・施設探訪・自然・文化 2013年8月15日(木)

大徳寺瑞峯院

大徳寺は、京都でも有数の規模を有する禅宗寺院で、境内には20を超える塔頭(山内寺院)が立ち並んでおり、歴代多くの名僧を輩出してきたことで知られ、茶の湯文化とも縁が深く、日本の文化に多大な影響を与え続けてきた寺院である。
今日は、それらの数ある塔頭のなかでも、「瑞峯院(ずいほういん)」を紹介します。

九州のキリシタン大名として知られる大友宗麟が帰依した大満国師・徹岫宗九を開山に迎え、自らの菩提寺として創建した「瑞峯院」の寺号は、大友宗麟の法名「瑞峯院殿瑞峯宗麟居士」から名付けられたものである。


「瑞峯院」開創400年を記念して作られた「独座庭」。
作庭家・庭園史研究家・重森三玲の1961年の作。
「独坐大雄峰(今ここに一人座っていることが、尊くありがたいことである)」という禅語が由来。


同じく重森三玲作の「閑眠庭」。
「閑眠高臥して青山に対す(枕を高くし青々とした山でも眺めながら昼寝でもしよう。)」という禅語が由来。
開基の大友宗麟が、キリシタン大名として知られていることから、十字架をモチーフにして作庭されています。


安勝軒~大徳寺山内唯一の逆勝手席になっている茶室
カテゴリ:京都の町並み・建築探訪 2013年8月11日(日)

府中誉

府中誉(ふちゅうほまれ)は、石岡市の中心市街地に位置する1854年創業の造り酒屋さんです。特に代表銘柄である「渡舟(わたりぶね)」は、酒造りに最適な超軟質米である幻の酒米「渡船」を全国で唯一、筑波山麓の谷津田で栽培し、原料米としています。酒米「渡船」で醸した「大吟醸渡舟」は、全国新酒鑑評会にて、金賞として選ばれています。
敷地内の主屋・長屋門・文庫蔵・穀蔵・仕込蔵・釜場・舂屋(つきや)の計7棟が国の登録文化財となっています。

明治2年建築の主屋(写真左)は、1階2階とも街路に面した北面廻りを土壁で塗り込めて防火的な造りとしています。
明治27年建築の文庫蔵(写真右)は、黒漆喰塗3階建ての土蔵造りとなっています。


主屋の内観
写真中央の欅(けやき)の柱は約一尺(30cm)角、2Fまでの通し柱になっています。梁は地松、その成(H寸法)は大きいもので60cmにも及びます。


穀蔵
昭和4年の建築で、外部は人造石洗い出し仕上げで石目地を切っています。この仕上の技法についてはその継承が危ぶまれています。


仕込蔵
明治初期の建築です。文字とおりお酒を仕込む所です。容量が3000リットル以上のタンクに、酒母、麹、仕込み水、蒸米が入ります。隣室に麹室があります。麹菌によって、お米のデンプンが糖に変わります。
カテゴリ:茨城県南の町並み・建築・施設探訪・自然・文化 2013年8月8日(木)
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