設計者の想いの日々(ブログ)
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京都の町家PART1

今年の5月末から6月初旬に、研修のため京都に滞在していた折に目に付いた町家を今回はご紹介したいと思います。
町家の外観は、紅殻格子(べんがらこうし)と呼ばれる色の濃い格子、虫籠(むしこ)窓、矢来、むくり屋根などが特徴的で、間口が狭く奥行きが深い建物が多いです。
京都市による町家の定義は、「1950年以前に伝統的木造軸組構法で建てられた木造家屋」で、1864年の禁門の変の後、発生した大火(どんどん焼け)以降に建築されたものがほとんど大半とのことです。
町家は、京都市内全域で推計5万軒弱、残されていますが、毎年、1000軒程度消失しています。

いずれも四条堀川付近の町家です。






カテゴリ:京都の町並み・建築探訪 2013年9月8日(日)

宮本家住宅

宮本家住宅は、昭和30年代まで醤油の醸造・販売を行ってきた、つくば市北条の商店街にある登録文化財です。

店蔵・江戸末期1847年建築。

店蔵には元禄時代の銭函や、天明期の引き出し、弘化2年製作の証文箱、有明行灯などの江戸時代の商売道具や生活用品から、明治時代の郵便局の看板、大正時代のキャッシュレジスター、蓄音機などが展示されています。

江戸後期建築の米蔵。

現在、音楽ホールとしても使用されています。地元の有志と筑波大学の協力により、「宮清大蔵」と名付けられたとして音楽ホールは、地域における芸術文化の交流拠点として活用されています。
重い米を扱う蔵であったため、壁の破壊防止のため、縦桟の木で細かく補強されており、それが特に音響に効を奏したのではないかと推測されます。厚い土壁が吸音の働きをしながら低音をよく響かせ、木の柱や梁などが高音を引き立たせていると感じます。

ウィーンフィルのメンバーによる演奏会
カテゴリ:茨城県南の町並み・建築・施設探訪・自然・文化 2013年9月8日(日)

太宰治「正義と微笑」 

太宰治「正義と微笑」より引用

「……代数や幾何の勉強が、学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、大間違いだ。
植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間のゆるす限り勉強して置かなければならん。日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。
何も自分の知識を誇る必要はない。勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。
カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記(あんき)している事でなくて、心を広く持つという事なんだ。つまり、愛するという事を知る事だ。学生時代に不勉強だった人は、社会に出てからも、かならず むごいエゴイストだ。
学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。けれども、全部忘れてしまっても、その勉強...の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。これだ。これが貴いのだ。
勉強しなければいかん。そうして、その学問を、生活に無理に直接に役立てようとあせってはいかん。ゆったりと、真にカルチベートされた人間になれ! これだけだ、俺の言いたいのは。……」

勉強というもの学生時代のみならず、社会人になってからも励むものです。直接、自分の仕事に関わりある知識を習得しようとするだけでは、決して器量ある人間になることは出来ない。自らの仕事にあまり関わりないような分野にも素養を深めるように努力することは、今すぐに結果に結びつかないかもしれないが、10~20年後以降の自分自身の人格形成に大きな影響を与えるはずです。
勉強することで、細かい知識は一切忘れてしまったも構わない。そんなことはちょっと調べてわかることである。重要なのは、自分自身を耕し、種を蒔くことである。
そして、蒔いた種を促成栽培しようと焦ってはならない。不断の努力で、ふと気がついた時、自分自身の血肉になっていることが重要であることを太宰は教えてくれています。
カテゴリ:設計者の日常 2013年9月6日(金)

シャトーカミヤ


シャトーカミヤは茨城県牛久市にあるワインを醸造する施設で、創設者の神谷伝兵衛が、日本国内産の葡萄によるワイン醸造を国内事業化することを考え、1903年に完成しました。壁はレンガ造で出来ており、屋根の小屋組は木造の合掌造りです。2008年に国の重要文化財に指定されています。
1922年の関東大震災の古傷、2011・3・11以降も度重なる余震による被害により、現在修復工事中です。完成は2016年頃の予定。原則は非公開ですが、建築会の主催により見学会が行われました。

シャトーカミヤが公開している工事状況の写真

(見学中の写真撮影は自由でしたが、私的利用に限るということで、ここでは公開することができません)

震災前の本館


現在、シャトーカミヤでは地ビール「牛久ブルワリー」を生産していて、敷地内のレストランで飲むことが出来ます。とても美味しいですよ。
カテゴリ:茨城県南の町並み・建築・施設探訪・自然・文化 2013年9月1日(日)

仁和寺・龍安寺

仁和寺(にんなじ)は、京都市右京区御室にある寺院。世界遺産。
皇室とゆかりの深い寺で、出家後の宇多法皇が住したことから、「御室御所」(おむろごしょ)と称された。桜の名所としても知られる。仁和4年(888年)に落成。







さて、こちらは龍安寺。世界遺産。仁和寺のすぐ近くに位置する。1450年創建。
特別名勝となっている方丈庭園である「龍安寺の石庭」は非常に有名。白砂を敷き詰め、帚目(ほうきめ)を付け、15個の石を無造作に5か所、点在させただけの枯山水の庭である。白砂は大海をイメージし、岩は山のイメージと言われている。作庭者は諸説あるが不明。

15個の石は、庭をどちらから眺めても、必ず1個は他の石に隠れて見えないように設計されている。しかし、中の部屋から1ヶ所だけ15個の石全てが見える位置があるらしい。
外国人にとっても、有名な庭である。
カテゴリ:京都の町並み・建築探訪 2013年8月29日(木)
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