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茨城県を中心として
活動している 設計事務所です。
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水戸・ひたちなか・那珂・
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設計者の想いの日々(ブログ)すべて宇都宮「屋台横丁」大人が丁度擦れ違えるほどの幅の路地に、6~7人入ればやっとの屋台が20数軒、軒を連ねる。 路地は真っ直ぐよりも、少し曲がりくねっているような路地のほうが期待感があって面白い。 屋台に腰を落ち着ければ、さすがに狭い空間、知らない同士でも店内で話が自然とはずむ。 居酒屋の半個室化が主流となった現在、「屋台横丁」には人間同士の自然な触れ合いが息づいている。
茨城名産・干しいも
全国生産量の8割以上のシェアをしめる茨城の「干しいも」は、明治40年代に生産が始まりました。
「干しいも」の作り方は大きく3段階に分かれ、サツマイモを蒸し、その皮をむいて薄く切り、切った物を干し上げます。 茨城県内でも代表的な産地としては、太平洋側沿いのひたちなか市が有名です。冬場、太平洋側から乾いた風が吹き降ろすと、約7~14日間で、切り干しの「干いも」が出来上がります。(丸干しの場合約30日間) 昔は天日干しすることで、夜と昼との温度差を利用し、これが毎日繰り返されることで、甘味が凝縮された柔らかい「干いも」が作られていました。 ただ最近は機械乾燥された「干しいも」も多く、最短一日で水分を飛ばして完成させることも出来ますが、味・食感は、天日干しより劣ります。 これは木造建築、とりわけ木材の自然乾燥と人工乾燥の品質の差が歴然としているのと同じです。 どの業界も機械化が進み、省力化が進んでいますが、昔ながらの製法で、手間暇かけて精魂こめて作ったこだわりの一品には適いません。 大洗のほしいも 紅はるか 横田商店 天日干しなので、さすがに美味しいですよ。
大谷石資料館(大谷石地下採掘場跡)・平和観音
宇都宮市大谷町にある「大谷石資料館」は、その広さ2万㎡、深さ30mにも及ぶ大谷石地下採掘場跡で、その見学はもちろんのこと、コンサート、映画などの撮影、美術展、結婚式などイベントスペースとして利用されています。
大谷石の採掘が本格的に行われ始めたのは江戸中期頃からで、昭和30年代から機械化され、大量に採掘されるようになりました。 大谷石は火山灰から成る「凝灰岩」で、塀などに多く利用されてきました。地震に弱い、脆いというイメージがありますが、特に内装材として利用については、自然素材のひとつとして、まだまだ無限の可能性を秘めているように私は考えています。 大谷石資料館周辺には、まだまだ大谷石が無限に近く存在しています。 平和観音 大谷石の採掘場跡に立つ高さ27mの観音像。昭和29年に手彫りにて築造。 大谷石資料館と目と鼻の先です。
カトリック松が峰教会
宇都宮市の市街地に位置する「カトリック松が峰教会」は昭和7年に建築され、大谷石を使用した建築物としては、国内最大級の規模を誇ります。
近代建築の巨匠であるフランク・ロイド・ライトが設計した旧帝国ホテルでも大谷石が使用されましたが、カトリック松が峰教会と同じ採掘場の大谷石です。 建築様式は、中世ヨーロッパのロマネスク建築です。 設計は、当時横浜に住んでいたスイス人建築家のマックス・ヒンデル。 国の登録有形文化財となっています。 外部だけでなく、内部にもふんだんに大谷石が使用されています。 外観は大谷石の組積造に見えますが、内部を見ると、構造がRC(鉄筋コンクリート)造というのがわかります。 東日本大震災による被害は軽微に留まりました。
蔵のまち喜多方PARTⅠ~甲斐本家蔵座敷
甲斐本家蔵座敷は、4代目吉五郎が、大正6年に新潟の棟梁・宇佐美与四郎を招き、共に各地の名家を見て歩き、完成まで7年の歳月を要しました。
外壁は、喜多方では珍しい黒漆喰が主に塗りこめられ、重厚な風格が漂います。 座敷内部は、選りすぐりの銘木を取り寄せ、四方柾の檜・紫檀・黒檀・鉄刀木(たがやさん)などが使用されています。 筬(おさ)欄間は、檜の1枚板を数㎜幅の細い桟にくり抜く技法で、通常の筬欄間の造り方とは全く違った精緻を極めた技を見ることが出来ます。 ふすまと障子の枠は紫檀が使用されています。
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