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茨城県を中心として
活動している 設計事務所です。
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水戸・ひたちなか・那珂・
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設計者の想いの日々(ブログ)すべて銀座の街並みPARTⅡ~「銀座」という名のブランド
銀座は地価が非常に高い地域として知られ、山の手により近い表参道に押されていた時期もありましたが、「銀座」という名は、かつてから、いわゆるブランド力が高く、銀座に店舗や会社を構えるというだけで、人間の心理は畏れ入り、同じメロンを売っていたとしても、足立区のメロンとは違うようなイメージがあって、贈答品では銀座千疋屋のメロンのほうが有難い感じがするのは、人間の心理として否めない事実であると思います。
茨城県内についても同様で、「水戸」や「つくば」という名前に求心力があり、例えば、他の茨城県の市町村所在の設計事務所と同じ仕事をしていても、「水戸」と「つくば」の設計事務所のほうがセンスの良い仕事をしていそうな感じというイメージは多少なりともあるかと思います。 私は茨城県の小美玉市に事務所を構え、水戸と土浦・つくば地域のほぼ中間に位置し、「どちらにも仕事に行きやすくていいですね」とは、よく言われます。が、私が水戸の会合に行く機会があって、水戸の会社の社長と名刺交換をすると、「ほぉ、小美玉からわざわざ、まぁ宜しく…」と露骨に馬鹿にするような対応をされた経験は数え切れない程あります。といっても、水戸は水戸でも、やはり東京には劣等感を持ち、東京を含めた日本は欧米コンプレックスから脱しきれないというような流れがあります。 そんな日本人の意識が凝縮された土地が「銀座」であり、だからこそ、銀座のクラブで一回の勘定で何十万だったり、国内外のブランドショップが乱立する現象が起こるのでしょう。 前置きが長くなりましたが、今回は、銀座(一部は汐留)に立つ建築物を紹介します。 左より、ヒューリック銀座数寄屋橋ビル(設計:久米設計・大成建設JV) ピアス銀座ビル(設計:久米設計) 左より、デビアス銀座ビル(設計:光井純・大成建設) クロス銀座ビル(設計:竹中工務店) 左より、資生堂(設計:竹中工務店) ステファニー化粧品(設計:吉柳満アトリエ) 左より、TASAKI(設計:乾久美子) ユニクロ(設計:クライン・ダイサム・アーキテクツ) 左より、YAMAHA(設計:日建設計) 日本テレビタワー(設計:三菱地所設計・リチャードロジャースパートナーシップ)
画家 川澄淳 個展
水戸市千波在住の画家である川澄淳先生の個展が銀座で開催されました。
僕は、僅かな支持者と理解者に囲まれ、人にあまり会わず、誰にも知られず、絵を描く。絵画表現を意識した生活を送り、感性を頼りに年月をかけ、意図的に企て創り上げた空間に身を置き、歴史の中での仕事を成し遂げようと試み、深く〱美の中に身を沈め 一枚ノ絵ニ自分ノ人格ヲカケル。 川澄 淳 画家 川澄淳 リューシュブンカムラ
銀座の街並みPARTⅠ~昼と夜の表情の違い
銀座は国内外のブランドショップが軒を連ねています。競うかのようにファッサード(正面)に意匠的工夫を凝らし、昼と夜とでは、その表情も違って興味深く、銀座の街の楽しみの一つです。
今回は、ブランドショップについて、昼と夜の表情の違いを比較してみたいと思います。 エルメス ディオール アルマーニ ミキモト ヴィトン シャネル カルティエ ティファニー ブルガリ
矢口家住宅修復工事H25年10月
ここ最近、県の指定文化財である矢口家住宅(土浦市中央・中城通り沿い)の修復工事の見学を何回か、させて頂いています。
昔ながらの伝統工法で修復されており、現在では、そんな現場もなかなか見る機会がなくなりました。 土壁下地の竹小舞が組まれています。竹は真竹です。 内部の間仕切壁の下地の竹は半割りで使用、外部は割らずに真物を使用します。外部と内部では、土壁の塗り方が違うようです。高価ですが丈夫な棕櫚縄で竹を縛っています。 茨城県産の土に藁を混ぜて練っていきます。 土壁はまずは荒壁で仕上げ、次に中塗りを行い、最後に漆喰壁で仕上げます。 現在は荒壁が塗られている段階です。 矢口様から頂いた震災前のひな祭りの際の画像です。黒い外壁と赤いひな壇が見事に調和していますね。
建築士会活動報告~土浦市産業祭まな板販売
建築士会の行事で、毎年、土浦市産業祭に出展して、まな板の販売などを行っています。
土浦市産業祭は台風の影響により、10月26日の土曜日が中止となり、日曜日のみの開催となりましたが、国産銀杏・檜のまな板はほぼ完売し、今年の一日の売上は過去の記録を大きく上回る¥120,000以上を計上致しました。まな板販売コーナーにここまで人だかりが出来たのは初めての経験です。 昨年から、外材であるスプルースから国産材に完全に切り替え、今年からは銀杏のまな板を大幅に増やしてみたところ、思わぬ反響でした。 左が檜、右が銀杏のまな板です。 見た目は明らかに檜に軍配が上がります。値段面でも檜の方が安いです。檜の香りも魅力的です。 にもかかわらず、見た目が不細工で、かつ値段の高い銀杏の方の売れ行きが良かったのです。 銀杏のまな板は適度な弾力性があり、刃あたりが非常に良く、昔からプロの板前さんに愛用されてきた歴史があります。そのことを既に知っていたお客さんも大勢おられました。知らなかったお客さんには、その辺の事情を真摯に説明したところ、銀杏に興味を示す方々が非常に多かったです。 お手軽なプラスチックのまな板が市場に溢れ、木製のまな板が隅っこで売られている昨今ですが、コストパフォーマンスが良い本物の材料は、営業次第でいくらでも売れることが証明されたように思います。 ちなみに銀杏の木は雄と雌があり、雌の木は銀杏の実の特有の臭いがありますので、まな板の用途には向きません。雄の木を使ったほうがいいでしょう。 また、銀杏は市場に出回ることがとても少なく、強い台風の後、倒れてしまった銀杏が市場に出されることが多いようです。 銀杏のまな板の市販は、ほとんどされていないのが現状です。 来年の土浦市産業祭でも、銀杏のまな板を販売する予定ですので、是非お立ち寄り下さい。
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