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設計者の想いの日々(ブログ)すべて那珂川~那珂湊より眺む
那珂川~那珂湊より眺む
赤い鉄橋は、大洗と那珂湊を結ぶ海門橋。 現在では全く名残がないが、海門橋付近の大洗では遊郭街であった。
柴沼醤油~土浦市虫掛柴沼家は醤油を造り続けて320余年、 同じ場所、同じ一族の経営のもとで、一度も途絶えることなく続けてきた営みの跡は敷地内のいたる所に見られ、中でも江戸、明治、大正のそれぞれの時代に造られた蔵とそこに置かれた木桶は昭和、平成の近代的製造工場と共存し今だ現役の姿を見せています。 土浦市は醤油醸造において千葉県野田市・銚子市と並ぶ「関東三大銘柄地」と呼ばれていたが、土浦市内に現存する醤油醸造業者は柴沼醤油のみである。 柴沼醤油の代表的なブランドである「紫峰」は知る人ぞ知る存在であり、その生産量は茨城県内で第1位、日本国内でも第30位である。 平日であれば工場見学も可能です。
博多長浜ラーメン
長浜ラーメン~田中商店(足立区一ツ家)
本格的なトンコツラーメンである、長浜ラーメン(博多長浜ラーメン)が東京に進出してきたのは1980年代後半に遡る。 世田谷区の下北沢から程近い環七沿いに「なんでんかんでん」が開店したのである。 後年、TV番組「マネーの虎」にレギュラー出演した川原氏が故郷の長浜ラーメンを東京にも広めたいという志のもと、旧友の岩佐氏を誘って始めた店である。この店から東京の長浜ラーメンの隆盛が始まったと言えるだろう。 私は1989年頃から下北沢近郊に住んでおり、この店まで自転車で約5分程度であり、足繁く通ったのである。 「なんでんかんでん」は開店当初は閑古鳥が鳴くような店で、周囲に豚骨臭をまき散らし、近隣からクレームが来るような有様だった。川原氏や岩佐氏は、時々ラーメンを食べに来る私の顔色を窺い、今日のスープの出来が悪かったのかな?と心配そうな顔をすることもあった。 川原氏は厨房には立つことはあるものの、まともに調理をしているのをみたことがないので、その辺は素人だったのだろう。どちらかというと店を盛り立てる営業の役に徹していた。時にはウルトラマンの着衣を来て店に乱入することもあった。 一方、岩佐氏はフランス料理のコックだったこともあり、厨房の仕切りは間違いなく岩佐氏であった。 豚骨ならではの濃厚さ・脂っぽさがありながら、フランス料理のような上品さですっきり仕上げる「なんでんかんでん」のラーメンの虜になるまで、さほど時間はかからなかった。 1990年代に入り、数十人の行列を成すマスコミを賑わすような繁盛店になってからは、並ぶのがかったるいので、店に行く回数は減ったが、90年代半ばに下北沢から引っ越しするまで定期的に通い続けた。 1990年代後半に入り、「なんでんかんでん」の味が落ちたという噂が入った。なんのことはない調理の要だった岩佐氏が店を辞め、「御天」という店で独立したのである。最近でこそ、「御天」には顔を出せていないが、最盛期の「なんでんかんでん」の味を食べさせてくれる店であった。しかし営業的手腕に劣ったせいか、「なんでんかんでん」ほどの繁盛は見ていない。 現在の長浜ラーメンの店は都内に数十あると推測されるが、まずだいたい、その系譜を辿ると「なんでんかんでん」「御天」に行き着くようである。足立区の「田中商店」は「金太郎」という店の店主になってから独立したが、金太郎は「なんでんかんでん」の従業員であった。墨田区の「よかろうもん」も同様である。 そして、現在は「田中商店」からも数多くの者が独立して店を構えているようである。 関東の者にも本場の長浜ラーメンを提供する礎を作った川原氏、岩佐氏には感謝の念に堪えない。そして茨城県にも「田中商店」「御天」と並ぶような店が出来ることを希望する次第である。
完成見学会のお知らせ~平成26年9月21日
このたび、お客様のご厚意により、9月21日(日)、水戸市内にて、完成見学会を開催する運びとなりました。
今回も杉・檜・西ノ内和紙・笠間焼などの地場産の材料をふんだんに採り入れた内装・外装ともに自然素材で出来た家造りになっております。 また英国の140年前のステンドグラスやアンティックの照明器具もワンポイントとして使用しています。 是非ご高覧下さい。 記 日時 平成26年9月21日(日)AM10:00~PM5:00 場所 水戸市内(水戸ICより約15分) 施工 ㈱大崎材木店 029-288-3535 設計・工事監理 永井昭夫建築設計事務所 0299-46-0830 (090-6111-6973) *予約制になりますので、ご都合の良いお時間をメール等でご連絡ください。 *今回は、人数の都合上、建築主及び施工者・設計者と面識のあるご家族のみが対象者となる旨 何卒、ご了承下さい。 また、建物の壁などに手を触れないよう、皆様のご協力お願い申し上げます。 皆様のご来場をお待ち申し上げております。
建築業界の素人化の波に逆行して欅(けやき)を手加工で造り、拭き漆で仕上げた「墨ツボ」です。 茨城出身で、現在は京都の工務店で腕を奮う、まだ30代の大工さんが造ったものです。 「墨ツボ」とは、材木や壁などに、墨で直線を引いたりする工具です。 現在建築業界では、大工、左官工事などの職人の手間を減らし、その一方で販売営業経費を増大させる傾向にあります。 私はそんな風潮に警鐘を鳴らし続けていますが、現状を鑑みるに、危機的状況に陥りつつあります。 木工事でいえば、これから大工が激減して、大工ならぬ木工組立職人だらけになり、新築の組立は出来ても、直せない、改修・リフォームが出来ない時代になりつつあるということです。 そのための打開案として、安そうに見えて意外と割高である既製品を使わない、構造材はプレカットでなく手刻みで行ってその結果として出来るだけ金物に頼らない、新建材でなく無垢材にこだわるなど、当設計事務所はこれからも出来うる限りの方策を打ち出していきたいと考えています。 現在の建築業界の素人化の波に逆行することが当設計事務所の指針の一つです。
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