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設計者の想いの日々(ブログ)甲州印伝
甲州印伝の名刺入・亀甲模様(右側)
鹿のなめし革を、黒・紺・茶・ワイン・エンジなどに染色し、荒裁断したあと、型紙(和紙)をのせ、上から漆で模様付けし、数日間陰室(むろ)で乾燥させたものです。甲州印伝は「経済産業省大臣指定伝統的工芸品」に指定されています。6年間使った結城紬の名刺入(左側)は、だいぶ傷んできましたが、捨てるのも勿体ないので補助的に利用します。どちらも水戸・南町三丁目の工芸デパートで購入しました。 「印伝」とは、印度伝来を略して印伝となったと伝えられ、四百余年の伝統を誇る鹿革工芸品です。 鹿革に模様をつける革工芸は、奈良時代に作られた文庫箱(東大寺蔵・国宝)などにも見られ、また戦国武将の鎧(よろい)や兜(かぶと)などを煌びやかに飾りました。江戸時代になると、鹿革に漆付けをする技法が創案され、これが甲州印伝の始まりです。 江戸後期に数軒あったといわれる印伝細工所は、時の流れの中で、現在、甲府の「印傳屋勇七」だけが残っています。
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