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設計者の想いの日々(ブログ)2011年11月12日(土)京都と茨城と建築家この画像は、京都の源光庵です。丸窓と角窓があって、丸窓が「悟りの窓」、角窓が「迷いの窓」と呼ばれています。建築物と自然が見事に融合した、日本の誇りとも言うべきこの画像を、どこかで見たことがある方々も多いことでしょう。 最近、震災後の諸事情で、なかなか京都に行くことができませんが、京都は日本文化の宝庫であって、かつ根源であり、京都から茨城に帰ってくると、京都との文化や県民性の違いに、がっかりすること、しばしです。京都と茨城(あるいは東京)では、時間の流れ方が違ってます。「短気は損気」、この言葉は、私自身も含め、茨城県人への戒めとして、重く受け止めるべきなのは間違いありません。 私の職業で言えば、今の建築家(設計士)は、自らの乏しい感性を妄信して酔っている方々が非常に多く、日本の伝統を敢えて忌避し、アーティスティック(artistic)な言葉や似非現代性に逃げている方々が多く散見されます。無数にある屋根の架け方一つまともにできず、プラモデル程度の模型作成や、スケッチと称するお絵描きなどで、芸術家気取りでいられる建築家と称する商売人は、京都にしばらく缶詰在住でもして、頭を冷やして一から出直すべきであると、私は思っています。 いくら日本のグローバル化が進んだとは言えども、日本の建築は日本の文化そのものであり、日本の伝統からは決して逃げることはできません。そして、建築とは決して芸術作品などではなく、とてもお金が必要な実用品であり、自己完結型の芸術を追い求めるならば、建築の世界から一刻も早く去るべきなのです。
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