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設計者の想いの日々(ブログ)2011年11月5日(土)建築と文学
建築と文学は全く関連性がないと思われがちですが、とても密接な関係があります。下記の格言は、謎かけのような格言ばかりですが、私自身、お客様との打ち合わせを行うにあたって、含蓄ある言葉ばかりであると感じています。
以下、太宰治の格言をご紹介したいと思います。 ・「甘さを軽蔑する事くらい容易な業は無い。そうして人は、案外、甘さの中に生きている。他人の甘さを嘲笑(ちょうしょう)しながら、自分の甘さを美徳のように考えたがる。」 ・「自信とは何ですか。」 「将来の燭光を見た時の心の姿です。」 「現在の?」 「それは使いものになりません。ばかです。」 ・「生活とは何ですか。」 「わびしさを堪える事です。」 ・「議論とは往々にして妥協したい情熱である。」 ・「きょうは、少し調子づいているようですね。」 「そうです。芸術は、その時の調子で出来ます。」 ・「自己弁解は、敗北の前兆である。いや、すでに敗北の姿である。」
震災から約8ヶ月…
さて、震災の影響による、壮絶な現場を、8ヶ月経過した現在でも、いまだに見る機会があります。
先日は某ディーラーの店舗兼整備工場です。 ショールームの外部に面するガラスは全て割れ、天井は落ち放題、床は大きな段差だらけ、建物の裏にある高台の崖を留める4m近い高さの擁壁は15°以上傾き、今にも建物に向かって倒れそうなオーラを発しています。 道路を自動車で走っている分には、誰にも気にもとめず、通過してしまうような建物ですが、このように、一歩、建物のなかに踏み入れば、まさに驚愕の世界が待っています。 震災以来、トラウマとなるような現場を数多く見てきて、建築士とは、人間の命を預かる仕事なんだなと率直に思った次第です。 ちなみに、私の設計した物件は、ほとんど被害ゼロです。クロスや塗壁などの内壁のひび割れは被害のうちに入らない前提ですけどね…。ただ、運が良かったせいもあると謙虚に受け止めたいと思います。 (民間物件の被害状況の写真は、私は絶対に公開しませんので、ご了承ください)
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