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設計者の想いの日々(ブログ)すべて羊毛断熱材
羊毛断熱材は、断熱性能が高性能16Kグラスウールと同等で、自然素材ゆえに調湿性能に優れ、壁内の内部結露対策に効果を発揮し、日本の高温多湿の気候の宿命である「湿気」と共存しうる断熱材で、防露認定を取得しています。
また3世代にわたって使用できる耐久性と防音性、防火認定を取得し、難燃性に優れるなどの性質も持ちます。防虫対策としては、100年効果が持続すると言われる、食塩と同じ岩塩から抽出した「ホウ酸」を使用しています。 このように、人と環境に優しい非常に優れた羊毛断熱材ですが、問題はコスト面で、以前より安くなったとはいえ、高性能16Kグラスウールの2倍以上の材料費がかかります。
真鍋宿~土浦市
旧水戸街道の宿場町で、土浦一高から坂を下って数分のところに位置する。歴史的建造物は約10軒程度ですが、今でも宿場町らしさが残っています。震災の影響により、シートで覆われ仮設の屋根が架けられたまま修理が手つかずの蔵もあります。
また、今回取り上げていませんが、真鍋宿から程近い真鍋西通りには築100年前後の土蔵が点在します。
土蔵改修工事~土壁・縦縄入れ
土壁の荒打ち工事が終わって、養生期間は約1か月、今度は「縦縄入れ」の工程に入ります。約3cm間隔で縦に藁縄を付けて、土壁を塗りこんでいきます。次回は横縄入れの工程に入ります。
この伝統的な昔ながらの土壁もその厚みや地方によって、その工程は様々のようです。
踏天(ふみてん)「踏天(ふみてん)」とは「踏み天井」の略で、1Fの天井と2Fの床を兼ねる仕上げ方のことを言います。 もちろん、いまどきですから、「踏天」とはいえ、遮音性を考慮しなければいけませんし、天井裏がありませんから、電気配線をどうするかも工夫しなければなりません。 そこで、写真で見えている2F床下地(1F天井)のうえに遮音のボードを張り、約6cm程度の電気配線空間を設けてから、2Fの仕上材としての床を張ります。 厳密な意味では、昔ながらの「踏天」ではないかもしれませんが、「踏天」の考え方を現代なりの解釈で踏襲していることで、私は「踏天」と呼んでいます。 「踏天」の長所としては、2Fが乗っても、化粧梁がきれいに自然の風合いで納まることです。
祝上棟~構造材は大工さんによる手刻みです先日に引き続き、昨日は、今週2回目の上棟です。 土台・柱・梁などの構造材をプレカットではなく、大工さんによる手刻みによって行われた住宅が昨日、無事、上棟を迎えることが出来ました。 K様おめでとうございます。 今回も、土台は赤身の檜、柱・梁は茨城県産材の杉を主に使用した国産仕様となっています。 当設計事務所は、木の素性を読まずに構造材を工場加工してしまうプレカットについては、原則禁止にしております。 その理由については構造材のプレカット加工の功罪に記載しておりますのでお読みいただけたら幸いです。 また当設計事務所では、屋根の下地はベニヤではなく、通気性の良い杉の野地板を使用しています。 高温多湿の日本において、外部廻りでのベニヤは、湿気を含むこととなり、30年以上の使用に耐えることはできないでしょう。
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