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設計者の想いの日々(ブログ)すべて本漆喰
昔ながらの現場練りの漆喰です。今回は、栃木県産の塩焼き消石灰に北海道産の角叉(つのまた)、栃木産の麻すさを混ぜて、丹念に攪拌して練り上げていきます。この方法は100%自然素材の漆喰です。
現在の漆喰はそのほとんどが既調合の袋詰めの製品で塗られていますが、樹脂入りのものが多いようです。樹脂入りの漆喰は、下地にすぐ付着しますが、剥がれるのも早いようです。 今回の漆喰の原料となる「塩焼き消石灰」は、石炭と少量の塩を使って石灰岩を低温で時間をかけて、じっくりと焼き上げます。粒子が不均一で粗めで、クラックが入りにくい強度のある漆喰を作ることが出来ます。 現在は、低温で焼いた「塩焼き消石灰」ではなく、重油で石灰岩を高温で焼き上げ、自動機械を使って大量生産をした「油焼き消石灰」を既調合漆喰の原材料として使用することが多く、粒子が細かく均一なのでクラックが出やすく強度が低いと言われています。強度が低いため樹脂で補強することになります。 北海道の海藻である角叉(つのまた)を現場で炊いて煮出して、塩焼き消石灰を固めるのりを作ります。 栃木県産の麻すさは、壁の補強・亀裂防止の役目を果たし、曲げ強度を上げ、弾力性がつき、作業性を向上させます。 このような漆喰を「本漆喰」と呼んでいます。 塩焼き消石灰と麻すさと角叉(つのまた)を混ぜて、丹念に攪拌して練り上げている様子
千波湖~水戸市備前町・梅戸橋より眺む
千波湖~水戸市備前町・梅戸橋より眺む
桜の咲く時期の千波湖は高台からの備前町からの眺めは絶景です。
水戸市役所・臨時庁舎・その2
水戸市民会館東側にある水戸市役所臨時庁舎について、昨年8月15日付のブログで、建築基準法に適合していない、つまり違法建築状態にあると指摘を行って、その旨を速やかに水戸市の高橋市長に伝えてから約7ヶ月半、その改善工事がほぼ終了したようです。
上記の写真は、昨年8月時点のもので、プレハブの建物を単にピンコロの上に置き、さらにレベル調整のため、ベニヤをかましている状態です。 前回のブログで申し上げた通り、災害があった場合における公益上必要な応急仮設建築物といえども、基礎に関する規定(建築基準法施行令38条)の緩和は全くありません。(建築基準法第85条・建築基準法施行令第147条) 従って、通常の建築物のように、基礎の立ち上がり30cm以上とするか、あるいは構造計算によって安全かどうか確認しなければなりません。(平12年建設省告示第1347号) 上記の写真が、4月3日付撮影の改善工事後のものです。プレハブの建物が、現場で打設されたコンクリートの基礎のうえにボルトで固定されいる状態が確認できます。(単管パイプが障害物となって見えにくいですが…) このような改善工事で、構造上の安全が確保されたかどうかについては、本来は水戸市の確認することですから、私はこれ以上の言及は避けたいと考えていますが、率直な感想だけ申し上げれば、苦肉の策であると苦笑を禁じえないです。 また最後に参考までですが、水戸市民会館東側以外にある本庁舎周辺のプレハブ臨時庁舎の写真を添付します。いちおう外見上は、基礎に関する規定(建築基準法施行令38条)を満たしています。
つくば市上大島の町並み
つくば市上大島地区は、つくば市でも最北端に位置し、かつては、筑波山神社に向けて多くの人が辿った参詣道の休憩の宿があった町であり、現在もその面影が残る。土蔵造り・なまこ壁の長屋門が印象的である。
筑波山~石岡市高浜より眺む
筑波山~石岡市高浜より眺む
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