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設計者の想いの日々(ブログ)2011年5月11日(水)老舗の家訓を考える
その昔から、老舗の家訓には、災害や飢饉に乗じて荒稼ぎをしてはいけないとあるのは、厳然とした事実です。
皆が困っている時ほど、報恩感謝の精神で、時には赤字を出してでも、世に尽くす、それが長く商売を続けていく秘訣であると、そういうことなのではないかと思います。 ところが、 今回の東日本大震災では、荒稼ぎを目論もうとする者が少なからず存在しているのは、私の見聞するところで、例えば、東日本の被災地の瓦屋根の甚大な被害を尻目に、西日本から、震災前の倍近くの手間賃で出稼ぎに来ようとする者、そして、そんな輩を見て、東日本の業者でもそれに便乗しようとする者、震災前は仕事の評判の悪さから廃業寸前に追い込まれていたにもかかわらず、ブルーシート養生などの応急処置や被災建物の補修工事で、法外な請求をしようとする者が後を絶ちません。まさに火事場の大泥棒です。だいたい、そんな阿漕な商売を続けていけるのは、ほんの数年足らずであって、気がついたときは評判を落とし、平常時には相手にもされなくなり、淘汰されていきます。非常事態な時ほど、人は人をよく見るのです。 老舗の家訓、新参者である私自身、噛み締めていきたいと思います。
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