設計者の想いの日々(ブログ)
カレンダー
<< 2011年5月 >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930311234
567891011
カテゴリ
すべて(435)当設計事務所の姿勢・信条(31)建築雑感(24)建築知識(22)建築構造・性能(17)建築文化・伝統(27)建築素材・材料(29)住宅・建築業界(18)建築設備(5)設計者の日常(33)工事監理・現場紹介(12)お知らせ・ご挨拶(23)建築士会での活動・広報(18)東日本大震災・竜巻・災害(21)東北・北海道の町並み・建築探訪(11)栃木県の町並み・建築探訪(14)関東の町並み・建築探訪(14)甲信越の町並み・建築探訪(1)京都の町並み・建築探訪(21)西日本の町並み・建築探訪(4)茨城県北の町並み・建築・施設探訪・自然・文化(13)茨城県央の町並み・建築・施設探訪・自然・文化(30)茨城県西の町並み・建築・施設探訪・自然・文化(8)茨城県南の町並み・建築・施設探訪・自然・文化(34)茨城県鹿行の町並み・建築・施設探訪・自然・文化(5)
最新記事
アーカイブ
永井昭夫
建築設計事務所
mail@nagai-sekkei.com
茨城県を中心として
活動している
設計事務所です。
対応エリア

水戸・ひたちなか・那珂・
日立・常陸大宮・城里・
笠間・鉾田・小美玉・
石岡・土浦・つくば・
筑西・古河・牛久・
龍ヶ崎・取手・守谷
その他地域もご相談下さい。

設計者の想いの日々(ブログ)

2011年5月3日(火)

災害に係る住家の被害認定基準の見直し

内閣府の「災害に係る住家の被害認定基準」の見直しが5月2日に発表されました。
従来の指針では、建物の1/20以上の傾きが「全壊」、1/60以上1/20未満の傾きの場合は、一律に15%損壊していると計算したうえで、屋根や外壁などの各部位の損害割合を加えて、20%以上40%未満なら「半壊」、40%以上50%未満は「大規模半壊」、50%以上は「全壊」と判定していました。
このような判定基準の場合、建物が1/60以上傾いてしまい、そこでの生活が事実上、不可能に近いにもかかわらず、屋根や外壁などの各部位の損傷が軽微の場合、「半壊」にすら及ばず、「一部損傷」扱いとなっていました。
もし、建物が1/60以上傾き、それに伴って、床も1/60以上傾いた建物で、人間が生活した場合、人間の平衡感覚は狂い、めまいなどの症状が現れ始め、次第に身体が蝕まれていくことになります。

新たに見直された指針では、建物の1/20以上の傾きが「全壊」なのは従来通りで、1/60以上1/20未満の傾きの場合は、「大規模半壊」となり、1/100以上1/60未満の傾きの場合は、「半壊」となります。
また、液状化現象により、建物の基礎などが地面に潜り込んでしまうようなケースについても、潜り込み量が床上1m以上の場合は「全壊」、床までの場合を「大規模半壊」、基礎の上部から25cmまでの場合を「半壊」と判定することとなりました。
カテゴリ:東日本大震災・竜巻・災害 2011年5月3日(火)
近い日にかかれた記事
老舗の家訓を考える 2011年5月11日(水)
災害に係る住家の被害認定基準の見直し 2011年5月3日(火)
Copyright (C) 2024 永井昭夫建築設計事務所 All Rights Reserved.