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設計者の想いの日々(ブログ)2010年6月15日(火)花~潮来あやめ祭り
「花なんか関係がない!」という人生を長い間、送ってきました。「花」が自分に一体、何をもたらしてくれるのかと反発心すら覚えていたと思います。
「永井さんは何の花が好きなの?」と聞かれても、「はぁ・・・・・・」と答えるのみでした。そりゃ、そうです。バラとカーネーションの区別すらつきませんでしたから、「花」と言われても、私には無縁の世界でした。 若い頃は(今でもまだ若いと思っていますが)、生き急いでいましたし、心の余裕も何もありませんでしたから、それはそれで、もう過ぎたことですから、肯定的に捉えようと思います。 先月、笠間のつつじを見に出かけました。満開となった色彩豊かなつつじの花には感動を覚えましたが、決して勾配の緩くない坂道を80歳を越えた高齢の方々が感慨深くつつじに魅入って歩いている姿を見て、私の「花なんか関係がない!」という半生を振り返って、とても恥ずかしい想いを抱いたと同時に、何かを捨てて今まで生きてきたのではないかと、自分自身に問いかけをせずにはいられなくなりました。 2月になれば梅、3月末から4月になれば桜、5月になればつつじ、6月になれば紫陽花、夏になれば向日葵、秋になれば秋桜、萩、紅葉、冬には水仙の花が咲きます。 四季に恵まれた日本で、長い間培われた日本人の感性を忘れてしまって、どうして良い建築物の設計ができるのでしょうか。日本の伝統技術を守って、建築の設計の仕事に携わっていくのであれば、今までの半生を猛省していかなければならないと現在は考えています。 というわけで、潮来のあやめです。
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