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設計者の想いの日々(ブログ)すべて下館の町並み・その1~時の蔵
「時の蔵」~茨城県筑西市(旧下館市)
旧下館市の市街地、国道50号沿いに位置し、昭和8年に市内から現在地に移築された栃木県産の芦野石で造られた蔵で、かつては老舗時計店の蔵として使用されていました。平成14年に一旦は取り壊しが決定しましたが、貴重な歴史的建造物であるがゆえ、市民の保存を望む声が多く、現在はギャラリーやイベント会場として活用されています。 様々な経緯により、建物は市の所有、土地は某銀行の所有で、管理・運営は市民団体「下館・時の会」によって行われており、「時の蔵」の名前の由来は、時計店の蔵だったことにちなんでいます。 2F建で約18坪の石蔵と木造平屋建5坪から成っている建物です。 ピクチャーレール・エアコン・スポットライトが完備しており、使用料は一日3000円で、展覧会等に使用することができます。 蔵であるがゆえ、トイレがなく不便であったため、茨城県建築士会筑西支部がトイレ棟のコンペを主催し、全国から76案の応募があり、まちづくりファンドの補助金などを活用しながら、「時の蔵」と隣接地の蔵の谷間にトイレ棟が建てらました。
見晴亭・偕楽園偕楽園・東門の近くに生まれ変わった「見晴(みはらし)亭」。 新聞報道によれば、茨城県発注により総工費7800万円で、「偕楽園・弘道館復興支援の会」をはじめ、有志の方々からの3400万円の寄付も建設資金に使用されたとのことです。延床面積約50坪。 ところで、「見晴亭」は屋根を銅板で葺くほど、格の高い建物だったのでしょうか。 用途は、休憩所・土産屋さん・観光案内所でしょう。 南側・西側に廻る庇は銅板でも良い。しかし、建物本体の屋根に銅板を葺くのは、くどいというか、悪趣味というか、だいたいお金がもったいない。 銅板は高価であり、また、価格の変動が非常に大きい材料として知られ、ただでさえ、消費税駆け込み需要や神社仏閣などの改修が多い時期であり、今回の銅板葺きの工事にあたっては甚だ、高くついたことであろう。 個人的見解では、建物本体の屋根は和瓦で十分で、震度7に耐えうるガイドライン工法で施工すればいいかと思う。寄付金や税金で建てた建物にしては、あらゆる意味でバランスが非常に悪い建物であると私は考える次第です。こうなった原因は偕楽園に既得権を持つ設計事務所の責任です。既得権といっても、公共工事ですから、入札が前提になっていることを申し添えておきます。
土浦聖バルナバ教会旧水戸街道に程近い、土浦小学校と亀城公園の間に位置する「土浦聖バルナバ教会」は、昭和初期に建築され、茨城県南地域初の鉄筋コンクリート造と伝えられる。 当初、近江八幡を拠点とし、教会をはじめ、日本各地に数多くの洋館を建ててきた建築家であるW・M・ヴォーリズに設計を依頼したが、予算の都合上のせいか、詳細は不明であるが、実現せず、最終的には佐藤吉三郎の設計となった。尖塔にヴォーリズの設計の影響が感じられる。
スロータウン鯨ヶ丘ひなまつり~常陸太田市石畳の道や風情のある店構えなど、古いたたずまいが残る鯨ヶ丘。この地区の文化や歴史を味わいながら、おひな様巡りが楽しめます。店舗店頭や空き店舗に飾られるおひな様は約120セット。のんびり、ゆったりの散策にぴったりのまつりです。3月31日迄。
土蔵改修工事~土壁下地・竹小舞
桜川市真壁地区の築100年の土蔵の改修現場です。現代工法でなく、昔ながらの伝統的な改修工事です。外壁の土壁を撤去し、新しく竹で壁の下地をほぼ組み終わったところです。これから土壁を塗り、漆喰で仕上げます。14坪の土蔵の改修の工期は約2年に及びます。
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