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設計者の想いの日々(ブログ)Gallery&Cafe あかり家
「Gallery&Cafe あかり家」は、茨城県下妻市にあり、築85年の古民家を「ギャラリーカフェ 」として再生した温もり溢れるお店です。年を経るごとに培われたのであろう、この味わい深さは、新築の店ではなかなか感じることが出来ないでしょう。
残念ながら、現在の建築業界は、「経年変化」に伴って建物が味わい深くなるような造り方は、当設計事務所のような一部を除いて、あまり行われていないのが現実です。サイディング、ビニールクロス、新建材などの工業印刷製品では、「経年劣化」はあっても、「経年変化」は望めません。また、最初は良くても、飽きやすいというのが印刷製品の特徴です。 ところで、現在、歴史的建造物を残そうとする気運が少しずつですが、高まりつつあります。ただ、それでは、今後どのように歴史的建造物を活用していくのか、全く展望が見えないケースが非常に多いのが現実です。 ただ単に歴史的建造物を残すだけで留まっていては、巷で批判されている箱物行政と何ら変わるものではなく、維持経費がいたずらに発生していくだけです。 また安易に、個人所有で持て余した歴史的建造物を行政に寄贈するような手法についても私は批判的で、普段、行政を批判しているわりには、すぐ行政に頼ってしまうことが日本人の悪しき習性であるのは、否めない事実と私は感じます。 歴史的建造物であろうが、何であろうが、建築物というものは活用されてこそ生きるというのが私の持論です。 文化財のような剥製的保存も歴史的史料として必要なケースがあるのかもしれませんが、人間の生活の息吹きのない建築物に対して、私は全く魅力を感じません。
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