設計者の想いの日々(ブログ)
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亥の子餅(いのこもち)



紫式部の「源氏物語」に登場する「亥の子餅」は、冬が近づく「亥の月亥の日」に、無病息災と、多産の猪にあやかって子孫繁栄を願う平安時代の宮中行事「御亥猪」に由来しています。
鎌倉時代に入り、武家にも同じような儀式が広まり、「亥の子餅」を食したと言い伝えられています。
江戸時代になってからは、一般民衆にもその風習が広まり、囲炉裏(いろり)や炬燵(こたつ)を開いて、火鉢を出し始めた頃に、「亥の子餅」を食べ、茶の湯の世界でも、「亥の月亥の日」を炉開きの日としており、茶席菓子 として「亥の子餅」を用います。

季節感溢れる日本の古来からの風習を大事にしたいですね。
カテゴリ:設計者の日常 2012年11月10日(土)
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