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設計者の想いの日々(ブログ)2014年9月9日(火)建築業界の素人化の波に逆行して欅(けやき)を手加工で造り、拭き漆で仕上げた「墨ツボ」です。 茨城出身で、現在は京都の工務店で腕を奮う、まだ30代の大工さんが造ったものです。 「墨ツボ」とは、材木や壁などに、墨で直線を引いたりする工具です。 現在建築業界では、大工、左官工事などの職人の手間を減らし、その一方で販売営業経費を増大させる傾向にあります。 私はそんな風潮に警鐘を鳴らし続けていますが、現状を鑑みるに、危機的状況に陥りつつあります。 木工事でいえば、これから大工が激減して、大工ならぬ木工組立職人だらけになり、新築の組立は出来ても、直せない、改修・リフォームが出来ない時代になりつつあるということです。 そのための打開案として、安そうに見えて意外と割高である既製品を使わない、構造材はプレカットでなく手刻みで行ってその結果として出来るだけ金物に頼らない、新建材でなく無垢材にこだわるなど、当設計事務所はこれからも出来うる限りの方策を打ち出していきたいと考えています。 現在の建築業界の素人化の波に逆行することが当設計事務所の指針の一つです。
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