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設計者の想いの日々(ブログ)2014年8月9日(土)現在の建築士学科試験を憂慮する
先日、一級建築士学科試験の試験官でした。「建築法規」という科目では、建築基準法・消防法・都市計画法などの法令集の持ち込みが許可され、また法令集にアンダーライン、○印などの解説でない書き込みも許されます。
しかし、ドサクサに紛れて、解説、図解などの不正な書き込み、すなわちカンニング行為をする受験生が少数ながら存在します。不正が発覚すれば、さっさと退場処置にすればいいんですが、現時点では不正な書き込みを受験生に消させる処置に留まるケースがほとんどです。私のクラスでは25人中5人そのような不正が発覚しています。 こんな状況では、真面目にやっている周りの受験生に失礼であるばかりか、まぎれもなく、建築士という資格に対する冒涜行為です。 来年以降、このようなケースに対して毅然とした態度を取るよう、試験本部に働きかけたいと考えています。 建築基準法などの法令は、建築的な知識が身についていないとその理解は難しいですが、それに加えて、ある程度の国語力がないと読み下しは難しいです。 建築を職業とする者は、その場その場を切り抜ける口八丁手八丁の者が多く、文脈全体を理解することは総じて苦手で、枝葉末節にこだわり、それを拡大解釈して、肝心なことを忘れてしまうケースが非常に多いです。そして建築以外知らない者が多いため、視野が非常に狭いわけです。 このような者が建築に携わることは、建築主(施主)にとって悲劇であり、今の現況を打開するためにも、建築士の学科試験に「国語」や「一般教養」の科目も追加すべきであると私は考えています。
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