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設計者の想いの日々(ブログ)旧宍戸城表門~笠間市土師(はじ)旧宍戸城表門は、水戸藩の支藩である宍戸藩の陣屋表門であり、1858年に現在の旧友部町に建立され、明治時代初期に旧岩間町の現在地に移築されたものである。門の左手が居室、右手に物置をとる長屋門形式である。正面の冠木には、宍戸松平家の家紋が3個(桜材・黒漆塗・金箔押し)飾られる。茨城県指定文化財。 この門は、岩間街道沿いに位置し、江戸時代は、群馬県瀬戸井から古河・下妻・筑波・旧八郷町・旧岩間町・旧友部町を経由して水戸城下まで約112kmを結ぶ瀬戸井街道と呼ばれた、筑波詣を目的として整備された由緒ある街道沿いにある。筑波山は、江戸時代、江戸から見て鬼門(東北)方向に当たるとして、徳川家からの保護により、筑波詣が盛んに行われた経緯がある。 しかし、現在は当然ながら、そんな歴史的文脈は無視されて、旧宍戸城表門付近に残っていた古き良き佇まいも年月を経るにつれて、少しずつ失われつつある。
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