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設計者の想いの日々(ブログ)2014年3月22日(土)見晴亭・偕楽園偕楽園・東門の近くに生まれ変わった「見晴(みはらし)亭」。 新聞報道によれば、茨城県発注により総工費7800万円で、「偕楽園・弘道館復興支援の会」をはじめ、有志の方々からの3400万円の寄付も建設資金に使用されたとのことです。延床面積約50坪。 ところで、「見晴亭」は屋根を銅板で葺くほど、格の高い建物だったのでしょうか。 用途は、休憩所・土産屋さん・観光案内所でしょう。 南側・西側に廻る庇は銅板でも良い。しかし、建物本体の屋根に銅板を葺くのは、くどいというか、悪趣味というか、だいたいお金がもったいない。 銅板は高価であり、また、価格の変動が非常に大きい材料として知られ、ただでさえ、消費税駆け込み需要や神社仏閣などの改修が多い時期であり、今回の銅板葺きの工事にあたっては甚だ、高くついたことであろう。 個人的見解では、建物本体の屋根は和瓦で十分で、震度7に耐えうるガイドライン工法で施工すればいいかと思う。寄付金や税金で建てた建物にしては、あらゆる意味でバランスが非常に悪い建物であると私は考える次第です。こうなった原因は偕楽園に既得権を持つ設計事務所の責任です。既得権といっても、公共工事ですから、入札が前提になっていることを申し添えておきます。
土浦聖バルナバ教会旧水戸街道に程近い、土浦小学校と亀城公園の間に位置する「土浦聖バルナバ教会」は、昭和初期に建築され、茨城県南地域初の鉄筋コンクリート造と伝えられる。 当初、近江八幡を拠点とし、教会をはじめ、日本各地に数多くの洋館を建ててきた建築家であるW・M・ヴォーリズに設計を依頼したが、予算の都合上のせいか、詳細は不明であるが、実現せず、最終的には佐藤吉三郎の設計となった。尖塔にヴォーリズの設計の影響が感じられる。
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