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設計者の想いの日々(ブログ)2012年9月19日(水)焼畑商法
焼畑商法とは何か?
焼畑商法とは、主にイオングループが採用しているとされるビジネスモデル。 吸い尽くしては撤退を繰り返し地方の崩壊に繋がることが、森林を焼いて切り開き、地力が落ちて作物が育たなくなると別の森林を焼いて移動する焼畑農業をイメージさせることから、この名で呼ばれるようになった。地力が回復しない点で焼畑農業とは異なっている。 その戦略としては、地方自治体に税金で道路を整備させ、地主に建物を建てさせた上で賃貸契約を結び、巨大なショッピングセンターを開店、 中小の商店・スーパーを壊滅させた上で市場を独占。 施設の老朽化や売り上げ減少が進むとあっけなく撤退。崩壊した地元商店に再興の余力はなく、ショッピングセンターに近いからと出来た住宅地の価値は激減。賃料で儲けていた地主も、イオン撤退後は莫大な固定資産税を払えず、かといって農地に戻すことも出来ず、破滅の道が待っているのみである。 焼畑商法は、イオンに限らず、資本主義の摂理に忠実な大手企業によって行われている商法です。 建築士として、私自身、まちづくりや環境問題を考える、あるいは、今後の自分自身の仕事の展望を考えるあたって、必ず、突き当たるのがこの焼畑商法です。この問題は、日本の伝統とも大きく絡みます。また、日本の経済成長と焼畑商法も密接な関係があります。 人間の本性と焼畑商法の関係を紐解かない限り、まちづくり、環境問題を提起したところで、焼け石に水なのが正直なところです。 それでは、人間の本性とは何か? それはエゴです。生きんがためのエゴです。決して悪い意味で言っているのではありません。 人間のエゴイズムへの徹底追及のない、まちづくり、環境問題の議論は既に破綻しているのではないかと私は考えています。
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