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設計者の想いの日々(ブログ)再生可能エネルギーの固定価格買取制度
再生可能エネルギーの固定価格買取制度が今年の7月1日から始まりました。
「再生可能エネルギー」とは、太陽光、風力、地熱、水力などのことです。これらの発電設備をある一定量、備えれば、発電した電力を全量、固定価格で、20年間(地熱は15年)、電力会社が買い取るというのが、今回の制度の概要です。 太陽光発電を例に上げると、平成24年度内に、10kw以上の発電設備を備えれば、発電した全量を、20年間、1kw当たり40円(税抜)という固定価格で、電力会社が買い取る仕組みになっています。不思議な話かもしれませんが、自ら発電した電力を、自らは全く使用することができません。 10kw以上の全量買取の場合、設置費用にかかる補助金制度はありません。 住宅などの10kw以下の太陽光発電では、余剰電力を10年間固定価格で買取ってもらうというものです。発電した電力を自ら使用して、従来どおり、余った電力を、電力会社に売るという形になります。こちらのほうは引き続き、設置費用に係る補助金制度があります。 平成24年度設置した場合、20年間の買い取り固定価格は、1kw当たり40円(税抜)ですが、平成25年度以降の買い取り価格は徐々に下がることが予想されます。但し、太陽光発電の普及に伴い、発電設備の設置費用も下がるでしょう。 この40円(税抜)という買取価格はだいぶ高めと言われていますが、電力会社は特に損をしない仕組みになっています。 つまり、40円(税抜)という全量買取価格から、電力会社が同じ量の電気を発電するのにかかる費用を差し引いた分が、一般家庭の電気料金に上乗せされるからです。これを発電促進付加金(サーチャージ)と呼んでいます。 再生可能エネルギーの固定価格買取制度の普及が進めば進むほど、一般家庭の電気料金は上がります。 10kw以上の発電設備を備えた場合、税制の優遇措置があり、下記のいずれかから選択することが出来ます。 ・中小企業者に限り、取得価額の7%相当額の税額控除 ・普通償却に加えて取得価額の30%相当額を限度として償却できる特別償却 ・即時償却(取得価額の100%全額償却) 再生可能エネルギーの固定価格買取制度が開始される前後から、当設計事務所にも、10kw以上の太陽光発電設置に関わる相談が増えています。 設置に係る初期費用については、データが蓄積され次第、公表したいと考えています。 最後に、太陽光パネルは、大きく「単結晶」と「多結晶」の二つがありますが、コストは若干高めでも、必ず、発電効率の良い「単結晶」をお選びください。
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