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設計者の想いの日々(ブログ)2014年11月10日(月)プラネットウォール(ドイツ漆喰)
「プラネットウォール」は自然素材の先進国であるドイツ製の漆喰で、左官ではなく、ローラーで仕上げることが出来ます。
「コバウ」という調湿性のある強靭な紙を貼ってから、漆喰をローラーで塗っていきます。 「コバウ」という強靭な紙を貼ることで、漆喰が非常に割れにくくなっています。 「プラネットウォール」はビニールクロスと左官工事の中間に位置するお求めやすい価格帯となっています(但し小面積の場合は割高です) 色のバリエーションも白に限るものではありません。 作業工程は以下の通りです。 ①石膏ボードが貼り終わったら、クロスと同様に、継ぎ目やビス穴をパテで処理していきます。(画像はパテ処理前の状態です) ②「コバウ」という調湿性のある強靭な白い紙を貼っていきます。また漆喰を塗る前に木部等をビニールで養生して汚れないようにします。 ③漆喰をローラーで塗って完成です。
壁に手漉きの和紙(西ノ内和紙)を貼る
国と茨城の無形文化財に指定されている手漉き和紙である「西ノ内和紙」を壁に貼ってみました。「西ノ内和紙」は江戸時代、水戸藩の専売品だった歴史を持ち、強靭で長持ちする和紙として知られています。
また、ビニールクロスのように経年劣化していく素材ではなく、時が経るにつれて「経年変化」によって味わいが深まる素材です。 現在、和紙の生産は機械漉きで行われることも多く、手漉きで行われることはかなり少なくなりました。また手漉き和紙を貼ることが出来る職人も非常に少ないのが現状です。 今回は手漉き和紙を壁に貼る工程を整理してみました。 ①石膏ボードの継ぎ目及びビス穴をパテで処理します。 ②パテ処理後、下張り用の西ノ内和紙(600×900㎜)をでんぷん糊で壁に貼っていきます。 ③仕上げ用の西ノ内和紙(600×900㎜)をでんぷん糊で壁に千鳥で貼っていきます。和紙と和紙のジョイントは重ね貼りで仕上げます。 完成写真です。壁だけでなく、ふすま紙、障子紙も西ノ内和紙です。 今回使用した西ノ内和紙の拡大写真です。 西ノ内和紙のような本物の材料を貼っていくには、ビニールクロスの約5倍の材料代及び工事費を要します。決して安くはありません。 けれども、「経年劣化」著しいビニールクロスよりも、「経年変化」により味わい深くなる西ノ内和紙を選択することは、長い目で見れば、決して高いものではないだろうかと私自身考える次第です。
建築士会活動報告~土浦市中城通りポケットパーク事業の工事が始まりました
土浦市中城通りポケットパーク事業の工事が始まりました。今回の工事は土浦市まちづくりファンド(基金)を活用しながら、街並みの景観整備を目的として行われています。12月初旬までに工事完了を予定しています。
中城通りポケットパーク事業の概要 まちかど蔵・野村に隣接する土浦市所有駐車場の道路側の既存のスティールフェンスを撤去して、コの字型で板塀化し、その内部に木製ベンチを設置するものです。歴史的街並みになぜスティールフェンス?という疑問から生まれた構想です。
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