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設計者の想いの日々(ブログ)2014年10月17日(金)国産畳にこだわる
高級畳表「和の栖」:熊本産 生産者:中田繁紀さん
備前表 優雅 この畳表は減農薬で有機肥料を多く使用し 栽培したイ草を約七千本使用し 心をこめて丁寧に織り上げました。 生産者 杉田 憲明さん 熊本産の減農薬・有機栽培のい草を備前(広島)で天然染土を使用して織り上げ、い草の量は1畳あたり通常の倍である7000本が使用されており、畳床は今では希少となった稲藁で作られている こだわりの畳です。稲藁床は、現在の主流である新建材で作られた畳と比較して弾力性に富み、人に優しい作りです。 現在のい草は中国産が7〜8割のシェアを占めております。農薬たっぷりのい草を人工着色で緑色に染めているのが中国産の現状です。 ここまで中国産のシェアが増えると、良心的な畳屋さんや工務店でもない限り、黙っていれば中国産の畳となるのも必然と言えるでしょう。 ハウスメーカー・ビルダーの部類の会社の畳は単価引き下げ要求が強いため、協力業者となっている畳屋さんが選択の余地なく中国産を使用せざるをえません。 また、中国産のい草は国産と比較して腰の強さがなく脆弱なものが多いようです。 農薬や畳を染める安易な着色料を大量に使用することで手間を省くような畳を使用することは日本文化の破壊行為と言って宜しいかと思います。い草本来の性質を生かすためには、人工着色でなく、「天然染土」というもので、「泥染め」をすることが必要です。 見た目としては、中国産と国産とでは大きな違いはありませんが、その品質には大きな差があります。
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