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設計者の想いの日々(ブログ)2011年3月6日(日)海千山千の住宅業界と一線を画す
住宅業界は嘘と偽装で充満した業界です。
消費者の陰で、「実勢坪単価から最低坪10万円を引いた坪単価で宣伝しなければ売れるわけがない」と豪語する経営者、「嘘つかなきゃ、営業なんて勤まるわけがない」とうそぶくトップセールス営業マンを、私自身、今まで多く見聞してきました。「生き馬の目を抜く」ような業界で生き残り、経営者が会社を存続させ利益を確保し、営業マンが生活のために歩合給を手にするためには、多少のモラルの欠如は大目にみて欲しいというのが彼らの本音でしょう。 このような海千山千と対峙する消費者は、彼らに対抗することができず、工事の出来高を大きく上回る前払い契約を余儀なくされているのが現実です。そして、標準仕様が外れるような工事を望めば、法外なオプション費用が発生し、建築士の資格ももたぬ営業マンが会社のマニュアルに沿って間取りの設計を行うケースも多いので、必然的に型にはまった建物になりやすく、メーカー側からすれば、工事がしやすく利益をあげやすい建物を量産することで、利益至上主義を謳歌しています。 対して、当設計事務所のスタンスは、「決して嘘をつかない」ということです。 嘘をつけば、嘘を隠すために更に嘘をつきます。いわゆる嘘の上塗りというものです。だいたい、お客様に嘘をついて良好なコミュニケーションが形成されるわけがありません。そして、往々にして、嘘は嘘で返されます。 当設計事務所は美辞麗句で飾った営業トークをせずに、建築士の立場で、是々非々を明確にしていきたいと考えています。 また、当設計事務所のもう一つのスタンスとして、「お客様の利益を優先して考える」ということがあります。つまり、お客様の意思を汲み取り、設計者がお客様の代理者としての役割を果たし、海千山千の住宅業界からお客様を守るということです。 当設計事務所は、いわゆる住宅・建築業界に生息しているとは思っていません。建築主に奉仕するサービス業に従事していると考えています。海千山千の住宅・建築業界とは、一線を画したいのです。 これらのスタンスを遵守する大前提があって初めて、最良の設計・工事監理業務が遂行できるのではないかと私は考えています。
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