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設計者の想いの日々(ブログ)土蔵改修工事~中塗り・漆喰上塗り
築100年の蔵の改修工事が始まって約2年が経過し、先週、無事完成しました。
今回の土壁塗りの工程「竹小舞」「荒打ち」「縦縄入れ」「横縄入れ」「斑(むら)直し」「中塗り」「漆喰上塗り」と続くうち、昨年11月に「斑(むら)直し」まで終了し、冬場、養生期間に入り、今年春から「中塗り」に入りました。 「中塗り」とは最後の仕上げの「漆喰」を塗るために下地を平滑にする工程です。 養生期間を置いて、「漆喰」を塗っていきます。漆喰は麻すさと角又(つのまた)と消石灰を手練りで作っていきます。 現在の漆喰は手練りでなくても既製品があるのですが、日本製の場合、樹脂が混ざっていることが非常に多く、土壁との相性も悪いので、敢えて「手練り」にこだわっています。 杉板を張って、ついに完成しました。
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