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設計者の想いの日々(ブログ)2013年11月1日(金)矢口家住宅修復工事H25年10月
ここ最近、県の指定文化財である矢口家住宅(土浦市中央・中城通り沿い)の修復工事の見学を何回か、させて頂いています。
昔ながらの伝統工法で修復されており、現在では、そんな現場もなかなか見る機会がなくなりました。 土壁下地の竹小舞が組まれています。竹は真竹です。 内部の間仕切壁の下地の竹は半割りで使用、外部は割らずに真物を使用します。外部と内部では、土壁の塗り方が違うようです。高価ですが丈夫な棕櫚縄で竹を縛っています。 茨城県産の土に藁を混ぜて練っていきます。 土壁はまずは荒壁で仕上げ、次に中塗りを行い、最後に漆喰壁で仕上げます。 現在は荒壁が塗られている段階です。 矢口様から頂いた震災前のひな祭りの際の画像です。黒い外壁と赤いひな壇が見事に調和していますね。
建築士会活動報告~土浦市産業祭まな板販売
建築士会の行事で、毎年、土浦市産業祭に出展して、まな板の販売などを行っています。
土浦市産業祭は台風の影響により、10月26日の土曜日が中止となり、日曜日のみの開催となりましたが、国産銀杏・檜のまな板はほぼ完売し、今年の一日の売上は過去の記録を大きく上回る¥120,000以上を計上致しました。まな板販売コーナーにここまで人だかりが出来たのは初めての経験です。 昨年から、外材であるスプルースから国産材に完全に切り替え、今年からは銀杏のまな板を大幅に増やしてみたところ、思わぬ反響でした。 左が檜、右が銀杏のまな板です。 見た目は明らかに檜に軍配が上がります。値段面でも檜の方が安いです。檜の香りも魅力的です。 にもかかわらず、見た目が不細工で、かつ値段の高い銀杏の方の売れ行きが良かったのです。 銀杏のまな板は適度な弾力性があり、刃あたりが非常に良く、昔からプロの板前さんに愛用されてきた歴史があります。そのことを既に知っていたお客さんも大勢おられました。知らなかったお客さんには、その辺の事情を真摯に説明したところ、銀杏に興味を示す方々が非常に多かったです。 お手軽なプラスチックのまな板が市場に溢れ、木製のまな板が隅っこで売られている昨今ですが、コストパフォーマンスが良い本物の材料は、営業次第でいくらでも売れることが証明されたように思います。 ちなみに銀杏の木は雄と雌があり、雌の木は銀杏の実の特有の臭いがありますので、まな板の用途には向きません。雄の木を使ったほうがいいでしょう。 また、銀杏は市場に出回ることがとても少なく、強い台風の後、倒れてしまった銀杏が市場に出されることが多いようです。 銀杏のまな板の市販は、ほとんどされていないのが現状です。 来年の土浦市産業祭でも、銀杏のまな板を販売する予定ですので、是非お立ち寄り下さい。
吾妻庵総本店明治6年に建築された「うだつ型行灯看板」が特徴のお蕎麦屋さんです。創建当時の「うだつ」は平成10年の火災により焼失しましたが、日光東照宮を参考にしながら翌年復元されました。現在は5代目が味を引き継ぎ、100年前の機械を使った喉ごしの良いお蕎麦を提供しています。
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