設計者の想いの日々(ブログ)
カレンダー
<< 2011年2月 >>
303112345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272812345
6789101112
カテゴリ
すべて(435)当設計事務所の姿勢・信条(31)建築雑感(24)建築知識(22)建築構造・性能(17)建築文化・伝統(27)建築素材・材料(29)住宅・建築業界(18)建築設備(5)設計者の日常(33)工事監理・現場紹介(12)お知らせ・ご挨拶(23)建築士会での活動・広報(18)東日本大震災・竜巻・災害(21)東北・北海道の町並み・建築探訪(11)栃木県の町並み・建築探訪(14)関東の町並み・建築探訪(14)甲信越の町並み・建築探訪(1)京都の町並み・建築探訪(21)西日本の町並み・建築探訪(4)茨城県北の町並み・建築・施設探訪・自然・文化(13)茨城県央の町並み・建築・施設探訪・自然・文化(30)茨城県西の町並み・建築・施設探訪・自然・文化(8)茨城県南の町並み・建築・施設探訪・自然・文化(34)茨城県鹿行の町並み・建築・施設探訪・自然・文化(5)
最新記事
アーカイブ
永井昭夫
建築設計事務所
mail@nagai-sekkei.com
茨城県を中心として
活動している
設計事務所です。
対応エリア

水戸・ひたちなか・那珂・
日立・常陸大宮・城里・
笠間・鉾田・小美玉・
石岡・土浦・つくば・
筑西・古河・牛久・
龍ヶ崎・取手・守谷
その他地域もご相談下さい。

設計者の想いの日々(ブログ)

2011年2月16日(水)

茶道具が完成しました

去年の末に製作を依頼された茶道具が完成しました。
これは、「竹違い棚(石州好)」と呼ばれるもので、江戸時代に書かれたと思われる図面を元に製作しました。
棚は、節の無い杉の赤身の材料で、地板の縁周りは、京都から取り寄せた晒し竹、棚を支える柱は、胡麻竹(錆竹)、中のスノコは、和歌山産の黒竹で造られています。
また、この茶道具は、収納しやすくするために、柱が取り外せるように出来ています。
縁周りの白い晒し竹の四隅の留めの部分の加工は非常に難しく、一度やり直しています。太さが微妙に違う丸い天然の材料を、隙間無く継なぎ合わせるのですから、工場加工では決して出来ません。熟練した人間の技術が必要です。



この図面を元に製作に取り掛かりました。


棚の左右の端部は「ハシハミ加工」といって、木目の方向を90度回転させた同じ杉の材料で押さえて、薄い棚が反ったりしないようにします。
カテゴリ:建築文化・伝統 2011年2月16日(水)
近い日にかかれた記事
建築は仁術 2011年3月5日(土)
2月の茨城~平成23年 2011年2月27日(日)
茶道具が完成しました 2011年2月16日(水)
増築と既存建物 2011年2月9日(水)
Copyright (C) 2024 永井昭夫建築設計事務所 All Rights Reserved.