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設計者の想いの日々(ブログ)郊外型大型ショッピングセンターを考える
ここ10年、郊外型大型ショッピングセンターが次々とオープンしてきました。本格的な人口減少を迎えようとしている時代に、「本当に大丈夫なの?」というのが私の偽らざる気持ちです。
案の定、イオンの業績不振が伝えられています。 ここで、イオンがなぜ経営不振に陥っているのかを素人なりに単純に考えてみました。(間違いがあったら指摘してください) 土浦イオンを例に挙げると その年間売上高は約200億、その商業施設面積は79682㎡(24,146坪) 坪数あたりの年間売上は828,300円。 セブンイレブンの1店舗あたりの平均売上高約2億3000万、その面積は約50坪、坪数あたりの年間売上は4,600,000円。 つまり、単純に比較して、面積あたり、セブンイレブンは土浦イオンの5.5倍の売り上げとなります。 次に水戸京成百貨店を比較の対象としてみます。 その年間売上高は約265億円、その商業施設面積は34000㎡(10,303坪) 但し、百貨店は外商の割合も多いので、売り場での年間売上高を巷間伝えられる150億とすれば、坪数あたりの年間売上は1,455,886円。 つまり、単純に比較して、面積あたり、水戸京成百貨店は土浦イオンの1.75倍の売り上げとなります。 イオンの駐車場は特に土日は停めるのに苦労するくらい満杯です。 とにかく人が入っているのは間違いない。 しかし、駐車場に戻る客に手ぶらに近い状況の者が非常に目に付くのです。 つまり単なる暇つぶし、冷やかしの者が多いということでしょう。 個人的見解ではイオンの飲食店を例に挙げると、没個性で美味しい店がないです。一事が万事、他の業種も同様、全国画一的というか没個性的です。 専門店ですら面白くないのに、「トップバリュー」など失笑物ではないでしょうか。 これから高齢化やネット社会が進むなかで、イオンのようなGMSは苦戦を益々強いられるでしょう。 (余談ですが、駐車場に戻ってきたとき、自分の車を探すのに苦労するのは私だけでしょうか?) というか、イオンのやっていることはかつてのダイエーと大差ないと思います。 そろそろ、イオンの焼畑商法が終焉したときのことを考える時期にきているのではないでしょうか。 環境負荷とコスト負担の大きい開発誘導型プロジェクトの時代は終わりつつあり、現在のストックを活用して、色添えしながら再生していく方向に舵取ることが必要であると私は考える次第です。
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