竹違い棚(石州好)
これは、「竹違い棚(石州好)」と呼ばれるもので、江戸時代に書かれたと思われる図面を元に製作しました。棚は、節の無い杉の赤身の材料で、地板の縁周りは、京都から取り寄せた晒し竹、棚を支える柱は、胡麻竹(錆竹)、中のスノコは、和歌山産の黒竹で造られています。また、この茶道具は、収納しやすくするために、柱が取り外せるように出来ています。
組立式の和室に展示された様子です。
この江戸時代に書かれたと思われる図面を元に製作しました。
棚の左右の端部は「ハシハミ加工」といって、木目の方向を90度回転させた同じ杉の材料で押さえて、薄い棚が反ったりしないようにします。