設計者の想いの日々(ブログ)

設計実績・事例

旧き良き街並みに馴染む和モダン風の家

夜、仕事から戻り、自宅を見た瞬間、ほっとするような家造りを心がけています。
古い民家が立ち並ぶ郊外に位置しますが、「和」と「モダン」性が共存する建物は、周囲の街並みに馴染んでいます。
昼の家の外観の雰囲気も重要ですが、夜の雰囲気も非常に重要です。
印象的な丸窓部分は、小屋裏収納にあります。
床と腰壁は国産檜、壁は調湿性のある粘土性塗料(クレイペイント)、天井は北海道産のシナ合板を市松模様に、目地を目透かしで貼っています。
檜の匂いが溢れる空間は、年月の経過とともに、味わい深い空間として、馴染んでくることでしょう。
檜の床は、蜜蝋ワックスを塗布し、檜の木地を生かした雰囲気に仕上がっています。
オープンキッチンは、LDKの一体感を演出することが出来ます。但し、短所は、キッチンを綺麗な状態にしておかないと、LDK全体が雑然としてしまいます。
壁の粘土性塗料(クレイペイント)は、珪藻土に似た質感で、腰壁の檜と、とても調和しています。
玄関では、ワンポイントでステンドグラスを使用しています。オーダーメイドでなく、既製品のステンドグラスであれば、安価で購入することが出来ます。
固定階段付きの大容量の小屋裏収納です。2Fの床面積の1/2以内かつ、天井高さ1400㎜以下であれば、床面積に参入されません。税金もお得です。
片流れの大きな屋根には太陽光発電(3.6KW)を搭載しています。
黒系と白系等のサイディングを貼り分けてアクセントをつけていますが、この貼り分けのセンスが非常に重要かつ、とても難しいです。
一本引きの木調の玄関引き戸です。この引き戸は自動で閉まりますので、買い物帰りもしくは、子供をおぶったりして出入りするとき、非常に楽です。
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