設計者の想いの日々(ブログ)
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設計者の想いの日々(ブログ)

生活総合技術

建物を設計・監理するために必要な技術を大きく分けるとすれば、2つの側面があります。一つは実務上の側面、つまり、実際に図面を作成し、そして工事監理する側面です。そのためには建築基準法、消防法などの建築に関連する法律に熟知し、構造の問題などを検討できる能力が問われます。また工事監理するにあたって、図面と照合して、不適合を見極める、現場を指揮する能力も必要です。これらはいわゆる「実務能力」と言われているもので、建物を設計するための基礎になるものです。

もう一つの側面は「生活総合技術」と私なりに勝手に名づけているものです。つまり、どういうことかというと、「建築」と「生活」は密接な関係があって、切っても切り離すことができないということです。「建築」とは人々が生活するために必要な空間、つまり建物という実用品を提供することが第一にあり、機能性が問われるのは言うまでもなく、人々がより充実した文化的生活を送ることを考慮に入れなければなりません。そして四季折々の風情を取り込みながら、元来、日本人が大切に守ってきた伝統を頑なに守りながらも、多様化した現代の価値観・美意識に対応できるだけの柔軟さをも兼ね備えることが必要です。

この「生活総合技術」を培うのがとても大変で、一筋縄ではいきません。「建築」の分野にとどまらない素養が求められます。
私が習っている茶道も「生活総合文化」と呼ばれ、単にお茶のお点前ができればそれでいいかというと、決してそうではなく、歴史、陶芸、工芸、和装(着物)、和菓子や和食、生け花など周辺の分野の素養も必要になってきます。
「建築」も茶道と同じで、広範な素養が求められるということです。
何ごとも、実際に「見る」「聞く」「触れる」という経験を通じ、いわゆる、すぐ忘れてしまいがちな細かい薀蓄・知識を蓄積するのではなく、「感性」を磨いていくことが大切です。その「感性」が咄嗟の判断力が必要な場面で威力を発揮します。
建築設計・工事監理業務は適切な判断力がないと良い仕事ができません。プラン立案からお客様との打ち合わせ、工事業者との折衝から会議に至るあらゆる場面で、「判断」の連続に次ぐ連続と言って過言ではありません。その「判断」の積み重ねが建物の品質に影響するのです。

そういうわけで、私は何の脈略もないかのように見える様々な分野、例えば、茶道、生け花、陶芸、福祉、文学、哲学、歴史、美術、食べ歩きなどなど、多くの分野を「見て」「聞いて」「触れて」、感性を磨き、「生活総合技術」を培って、「ライフトータルエンジニア」への道を着実に歩んでいきたいと考えています。
カテゴリ:当設計事務所の姿勢・信条 2010年5月17日(月)
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